花柳界豆事典
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逢い状(あいじょう)

芸者衆が見番から頂くお出先へのシフト伝票。お客様に逢えるから「逢い状」と呼ばれてるそうです。

浅草太鼓(あさくさだいこ)

浅草太鼓は昭和47年、故十代目家元望月太左衛門師が浅草の芸者衆の為に作調し、浅草の風景や三社祭など四季折々の情景を表現したオリジナル楽曲です。

アト口(あとくち)

お約束(2時間)の後に掛かったお座敷はすべてアト口になります。
お約束(おやくそく)

一本(いっぽん)

昔は(戦前位まで)一つのお座敷をお線香一本が燃える時間で計っており、『お線香一本分=一本』の単位のお花代(玉代ともいう)を頂いて一人前の芸者といわれました。一本に対して玉代が半分の見習い芸者を『半玉』と呼んでおりますが、現在は一本も半玉も玉代は同じです。
半玉(はんぎょく)

置屋(おきや)

芸者さんが営業するために所属する屋形のこと。
置屋といっても今は現役の芸者さんが一人で営業主となっている場合の方が多いため、新しい芸者さんのお世話を出来る人は限られています。

お出先(おでさき)

お出先さん。浅草組合内の料亭さんの事。
遠出(とおで)

お約束(おやくそく)

芸者衆の働く単位。基本的にお約束は2時間で、数える単位は一本、二本。
約前(やくまえ)アト口(あとくち)

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抱え(かかえ)

抱え(かかえ)〜置屋さんに色々面倒を見てもらっている芸者さん。置屋の看板を借りて出ている事から(俗称)「看板借り」とも言う。
自前(じまえ)

掛口(かけくち)

お正月やお祭りなどの物日に出る特別な逢い状で基本的に1時間。

花柳界(かりゅうかい)

芸者衆が出入りする料亭街がある土地のこと。宋代の文人・蘇東坡が詠じた禅語「柳緑花紅」に由来します。

くみ踊り(くみおどり)

五月の三社祭に限って編成される踊りのチームです。
(2004年はやなぎ・ 藤・さくら・於八七の4組でした。)

芸(げい)

お座敷で披露する芸には踊り、唄、三味線、鳴物(太鼓、小鼓、笛等)が主なものですが、お座敷芸といわれる熟練を要する特殊なもの、お客様も参加して楽しむゲーム的なものもあります。
踊りはもちろん日本舞踊ですが、地方さんと言われるベテランのお姐さんの唄と三味線の演奏で踊ります。長唄、清元。常磐津等の古典の曲から一部分を抜粋して踊る「お座敷もの」と言われるものが代々先輩から後輩へと踊り継がれています。お客様が唄われて、芸者衆が三味線、鳴物、踊りでセッションする場合もあります。

見番(けんばん)

浅草の場合、正式名称は東京浅草組合。
料亭、置屋、芸妓の組合費で運営されている連絡事務所です。
芸者さんの料亭への手配や花代の支払いや地元浅草の行事に関すること等全ての運営業務を請け負っている総合窓口です。

ご祝儀(ごしゅうぎ)

心づけ。気持ち(^^)


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三業地(さんぎょうち)

料亭・待合・置屋の三業が集まって営業している地域の俗称で主に芸能に優れている場所としての意味を持っております。(浅草には現在、待合(貸席)は無く、料亭・置屋の二業です)
料亭(りょうてい)

自前(じまえ)

芸者として置屋さんから独立して営業すること。置屋の看板を持つ事から(俗称)「看板持ち」とも言う。
「自前になる 」
抱え(かかえ)

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立方(たちかた)

芸者衆の中で、踊りを担当するもの。⇔地方(じかた)

地方(じかた)

芸者衆の中で、楽器を担当するもの。⇔立方(たちかた)

出の衣装(でのいしょう)

五つ紋付芸者の第一礼装。色は黒。裾を引くので「引き着」、お正月初めてお座敷へ出るので初出の「出の衣装」ともいう。

遠出(とおで)

浅草組合外の料亭さんやホテルに出張する事。浅草内でも組合外のお店に行く場合は遠出扱いになります。
お出先(おでさき)

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野点前(のだて)

野外でお茶をたてる事

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半玉(はんぎょく)

正式には雛妓。俗称お酌さんと呼ばれています。衣装は長い袂と肩あげ、帯はお酌結びに締め、繍いの半襟、ぽっくりを履きます。頭は桃割れに結い華やかなつまみ簪で飾ります。
一本(いっぽん)

引き着(ひきぎ)

出の衣装(でのいしょう)

幇間(ほうかん)

俗に「太鼓持ち」ともいいます。むかしは男芸者と呼ばれていたそうです。
現在、日本全国で正式に幇間と呼ばれる人は四名しかおらず、浅草にだけ在籍しています。
お座敷で雰囲気を盛り上げる道化的な役割をします。芸事には熟達していて年季のいる商売です。声色(声帯模写)や形態模写、男性ならではの艶っぽい芸、話術、踊り、三味線など色々な種類の独特のお座敷芸を身につけています。粋人といわれるお客様が贔屓にしています。

ほおずき会(ほうずきかい)

浅草・上野・隅田川界隈の邦楽邦舞愛好家と浅草の芸者衆とのお勉強会。
毎年8月の第一土曜日に開催されます。最後にご祝儀、「再夏三社賑」芸者衆による三社祭のくみ踊りが再演されます。

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待合(まちあい)

待合茶屋、という。待ち合わせや会合のために席を貸すことを業としたお茶屋さん。明治以降は、お客様と芸妓の遊興などのための席を貸し、酒食を供するお店。
( 浅草には現在、待合(貸席)は無く、料亭・置屋の二業です)
三業地(さんぎょうち)料亭(りょうてい)置屋(おきや)


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約前(やくまえ)

お約束の時間前にかかったお座敷の事。
お約束(おやくそく)


ら〜ん
料亭(りょうてい)

料亭といわれる店は2種類あり、料亭は芸者衆のもてなしを主としてお酒以外のお料理は主に仕出しでまかなわれます。
料理店は俗に高級料理店といわれる割烹料亭の事で日本料理専門の板前さんがおり、お料理を頂くことを主としています。
但し、芸者衆が同席してサービスに携わることには変わりありません。
現在浅草には10軒の料亭があり割烹料亭と料亭は5軒ずつです。
花柳界の料亭は芸者衆による接客サービスが行われるため、風俗営業店の許可を公安委員会(警察)に申請しなければ営業できません。


(c) 東京浅草組合